工場塗装の必要性　㈱心喜塗装　工場塗装｜現場ブログ｜北九州市の工場塗装　倉庫・工場の外壁・屋根塗装、雨漏り専門店心喜塗装

しかし、工場のような大きな建物全体を施工する塗装工事は検討すべき事項も多く、どこで、何を、どのように情報収集すれば良いか迷うことだと思います。

そこで今回は、塗装工事をこれから検討するという会社様向けに、

基礎知識を投稿していきたいと思います。

参考になれば嬉しいです🤩

塗装は経年劣化するため定期的なメンテナンスが必要です

工場塗装は、建物の美観を向上させるだけではありません。

紫外線や雨から保護し劣化を抑制する役割があり、とても重要です。
塗装の種類によっては、遮熱機能などの付加機能を持たせたものや、建物内の温度上昇を抑えるものなど、工場・職場環境の快適化にもなるような塗料もあります。

しかし、塗装は経年により徐々に劣化します。

徐々に保護機能も無くなってしまいます。

適切な時期にメンテナンスすることで、建物の劣化を防ぎ資産価値を維持することができると思っております。

注意点として、建物の建材自体の劣化が著しく耐久性に問題がある場合、塗装ではなく建材の重ね張りや撤去・張り替え（葺き替え）といった、より大がかりな改修工事を行わなければならない場合もあります。

そのため、塗装工事は劣化が比較的少ない段階で問題点を発見し、定期的にメンテナンスを行うことが重要だと考えております。

塗装工事のタイミングはこのような症状が出てきたら、準備をお願いいたします。

一般的に新築もしくは前回の塗装から10年を超える場合には、塗膜が劣化している可能性が高く塗替えが必要となります。

※塗料の種類、立地環境により異なる事もあります。

劣化の症状として、塗装表面を触ってみて手に粉が付く、色褪せがある、細かいヒビや剥がれが見られる等です。

※手に粉が付く現象をチョーキング現象と呼びます。

サビ、雨漏り、強風時に音が鳴る、建材のヒビ・破損、シーリングの痩せなどの劣化症状が見られる場合です。

そのような場合は、既存のシーリング材を撤去し、新しくシーリングを打っていく工事もさせていだだいております。

夏場に工場内が猛暑となる、排気ガス汚れ・カビ・藻の発生がひどいといった問題を、塗装で解決できることがあります。

現状の悩みを塗装で解決しつつ、同時に建物メンテナンスも行うといいでしょう。

工事価格は、工場の坪数（面積）、劣化状況、使用塗料などによって大きく上下します。

機能	特徴
遮熱塗料	太陽光の近赤外線を反射する性質により、建材の温度上昇を抑制する塗料。暑さ・熱中症対策や、夏場の空調コスト削減を期待できる。
防水塗料	塗膜が弾性を持ち、建材のひび割れに追随することで、建物内部への雨水の浸入を抑止する塗料。雨漏りを予防・抑制する効果が期待できる。 ※屋上・バルコニーなどで使用される防水材とは異なる
防汚塗料（低汚染塗料）	表面に汚れが付きにくい、もしくは、付着した汚れを自浄する機能を持つ塗料。雨水により表面が洗浄される「親水性塗料」、紫外線により汚れを分解する「光触媒塗料」がある。
防カビ塗料	塗料に防カビ剤を配合することで、塗装面にカビや藻が発生しづらくなる塗料。

工事期間は、工場の広さ（施工面積）、使用塗料、天候にも左右されますが、おおよそ半月～2ヶ月程度です。

①足場組立	足場および養生シート（メッシュシート）を設置します。
②高圧洗浄	表面の汚れや旧塗膜、サビを高圧洗浄機で除去します。高圧洗浄だけで除去できない場合は、ワイヤーブラシ、サンドペーパー等を用いて落とします。
③養生	塗装をしない部位をビニールシートや養生テープで保護します。
④下地処理	フックボルトなどの金具の付け替え、金属部の防カビ・防サビ等の処理、ひび割れ・破損部分の補修作業等を行います。
⑤シーリング打替え	外壁ボード同士の間や、外壁・屋根と窓枠とのつなぎ目等に施工されているシーリング材を撤去し、新たに施工します。
⑥下塗り塗装	下地と上塗り塗装の密着性を高めるため、下塗用の塗料を塗装します。
⑦上塗り塗装	多くの塗料では、ムラを防ぎ上塗性能をしっかり発揮させるため上塗塗料を2回塗りします。それぞれ上塗1回目を「中塗り」、上塗2回目を「上塗り」と呼ぶ場合もあります。
⑧付帯塗装	樋や金属部分などを塗装仕上げします。
⑨完工	養生、足場の撤去を行います。